道後地区の概要

 地 理
  
  愛媛県は四国の北西側に位置し、県土の北側には瀬戸内海に面して平野が広がり、南西部は宇和海に面し、リアス式海岸が続いている。
 また背後には、西日本最高峰の石鎚山や日本三大カルストの四国カルスト高原があり、森林が県どの71%を占めるなど、海、山両面の自然景観に恵まれた地形となっている。
 道後平野地区は愛媛県の中央部に位置し、県都松山市と伊予市、東温市、松前町砥部町にある松山平野を区域としている。
  
 気 候
  
 気候的には、瀬戸内式気候に属し、降水量は比較的少なく、温暖な気候となっているが、瀬戸内特有の寡雨地帯に属し、年間雨量は 1,300mmと非常に少なく、干天が続けば河川から流水は消え、泉は涸れ、溜池は枯渇し、度々干ばつの被害を受けてきました。
  
 社会経済
  
 愛媛県は経済規模としては、全国のおよそ1%を占め、1%経済と呼ばれている。
 中予地区は、松山市を中心とした地域で、松山市だけで愛媛県の人口の3分の1を占めており、政治、経済、商業活動の中心として第三次産業が主力ながら、臨海部には化学・繊維工業も発達している。
 農業面において、松山平野は、愛媛県下最大の穀倉地帯で、米麦はもとより、続く丘陵地では温州みかん・伊予柑・キウイなどを生産する食料供給基地として大きな役割を果たしてきた。
  
 営農状況